J-SOX評価効率化コンサルティング
- クライアント
- 半導体加工業(東証一部上場企業)様
- 売り上げ規模
- 331億円
課題
IT全般統制評価において、内部統制報告制度施行時からコントロール内容の見直しが行われておらず、保守的な対応になっており、評価作業に負荷がかかっていた。IT全般統制の見直しを行う人員が足りず、改善が進んでいなかった。
施策
4ヵ月間という短いプロジェクト期間の中、IT全般統制の再構築及び整備状況評価を実施した。同一証憑を複数の上長が承認しているコントロール(例:システム変更申請に対する課長・部長の承認)に対し、それぞれ別のキーコントロールを設定しているため、コントロールが過剰になっていた。また、コントロールが統制内容ではなく、作業内容となっているものが散見された。そこで、多段階承認のものは最終承認者のみをコントロールに設定する等、コントロールの統廃合を実行・徹底した。作業内容となっているコントロールについては、他のコントロールでもリスクが統制されているため、削除した。
統廃合したコントロールについては、その理由を取り纏め、監査法人に対し、報告・交渉までの対応を行った。結果として、コントロールの数を約1/3に削減することができた。その他、設定されているコントロールに対する評価手続を設定した。評価手続を設定することで、行うべき作業が明確になり、不要な作業を削減することができた。
統廃合したコントロールについては、その理由を取り纏め、監査法人に対し、報告・交渉までの対応を行った。結果として、コントロールの数を約1/3に削減することができた。その他、設定されているコントロールに対する評価手続を設定した。評価手続を設定することで、行うべき作業が明確になり、不要な作業を削減することができた。