自社開発の基幹システムが老朽化し、メンテナンスを担当できる社員も減少していたため、パッケージシステムを採用する方針を決定した。しかし、対象となるシステム範囲が広く、新システムに要求する機能をまとめる作業に膨大な工数が必要な状況であった。

基幹業務のパッケージシステムを取り扱っているベンダーへ新システムに対する要求を伝え、最適なシステムを選定するためにRFI（情報提供依頼書）・RFP（提案依頼書）を作成し、ベンダー評価と決定後の調整までを行った。

最初は情報システム部門や旧システムを利用している現場部門にヒアリングを実施しながら、現状の業務とシステムを整理した。その結果からRFIを作成し、ベンダーからパッケージシステムの情報を取得してRFPの提出先を検討した。その後は整理した業務とシステムの情報から、機能要件と非機能要件を洗い出し、補足情報を加えてRFPとしてまとめ上げてベンダーへ提示した。

ベンダーからの提案内容を横並びで比較できるように提案評価表を作成し、ベンダーから提出された提案書を確認したうえでシステムデモンストレーションに同席し、両方に対する評価を行った。採用するシステムが決定した後は、実際の導入に向けて、顧客と発注先のベンダーとの打ち合わせにも同席し、導入スケジュールの大工程や双方の役割分担等の整理・決定まで支援した。

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