新規上場に向け、全拠点の内部監査を行う必要があるが、内部監査部門を立ち上げたばかりで、内部監査に関するノウハウが無かった。さらに、情報システム部門については、ITに特化した部門監査まで行う必要があった。

内部監査計画の作成から往査の実施、監査報告書等の成果物作成を行うとともに、内部監査実施に関する助言・コーチングまで行っている。国内工場に加え、中国の工場・販売子会社、情報システム部門を対象に監査を行っている。

上場対応を見据え、与信管理や個人情報保護、労働時間管理といった監査テーマを提案している。合意した監査テーマに基づき、監査チェックリストを作成し、監査手続を設定している。監査実施にあたって、監査通知書を作成し、事前に資料を確認した上で往査を行っている。各生産工場に訪問し、製造日報や製造原価の計算資料等、生産管理に係る証憑類や契約書・注文書等、販売・仕入に係る証憑類を確認し、監査を実施している。各生産工場で収集した証憑類について、不明点等があれば、往査した際に、現場担当者にヒアリングを行いながら、監査を進めている。往査完了後、監査調書の取り纏めを行い、内部監査部門と監査結果の協議を行いながら、監査報告書を作成している。監査の結果、検出された改善事項については、フォローアップ監査にて、改善状況を確認している。

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